アート

『クマのプーさん展 』行ってきました @あべのハルカス美術館

『クマのプーさん展』に行ってきました。

大阪のあべのハルカス美術館で2019年6月30日まで開催中です。

「グングン、くつをひっぱったので・・・・・・」、 『クマのプーさん』第8章、E.H.シェパード、鉛筆画、1926年 、 V&A 所蔵 © The Shepard Trust

混雑具合

日曜の10時過ぎに行きました。入場待ちはなかったものの、展示室内はとても混雑していました。

展示作品はスケッチが多く小品ばかりなので、近づいて鑑賞できるまで少し待つ場所がありました。

みどころ

今回の展示ではディズニーの黄色いプーさんではなく、原作で挿絵を描いたシェパードによる、いわゆる「クラシックプーさん」がメインの展示になっています。
展示会場の中心には広々としたスペースがとられ、写真を撮る事ができるようにフォトスポットがいくつも作られておりSNS映えもできます。

グッズ売り場も充実しており、ふらっと訪れても楽しい時間を過ごせるのではないでしょうか。

展示構成

第1章 さて、お話ははじまります
第2章 お話は、どうかな?
第3章 物語る術(わざ)
第4章 プー、本になる
第5章 世界中で愛されているクマ
特別出品コーナー プーさんと日本

感想

挿絵画家アーネスト・ハワード・シェパードのスケッチがたくさん見れました。
シェパードの挿絵で出版された本は4冊しかないらしいのですが、その挿絵がヒットを生んだのですね。くまのプーさん作者のアラン・アレクサンダー・ミルン(A.A.ミルン)とシェパードが森へ取材に出かけている様子を再現したドキュメンタリーの映像の一部も会場で見ることができました。プーさんの舞台の「百エーカーの森」は架空の場所だと思っていましたが、ロンドン郊外に実際にある「アッシュダウンの森」をモデルにしていたんですね。
百町森の地図、『クマのプーさん』見返し用のスケッチ、E.H. シェパード、鉛筆画、1926 年、V&A 所蔵
© The Shepard Trust. Image courtesy of the Victoria and Albert Museum, London

シェパードが子供たち、ぬいぐるみ、森をスケッチして挿絵を作っていったそうですが、児童向けだと慢心しないリアリティがスケッチからにじみ出てきます。

階段を降りるクリストファー・ロビンとぬいぐるみ。

「バタン・バタン、バタン・バタン、頭を階段にぶつけながら、クマくんが二階からおりてきます」、『クマのプーさん』第1章、E.H. シェパード、鉛筆画、1926 年、V&A 所蔵 © The Shepard Trust

ミルンが、子供の思いもよらぬ言い間違いを面白く思い、ぬいぐるみ達に言い間違いをさせる(「たんけん」→「てんけん」など)というエピソードにあるリアリティと、

シェパードの描く子供やぬいぐるみのリアリティは通じる所があり、二人が作品において惹かれあったのも納得がいきます。

シェパードの作品を所蔵しているヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(ロンドン)は、所蔵作品は2年レンタルした後は10年貸し出さないという決まりなので、次回シェパードの原画や資料を日本で見られるのは10年以上待たねばなりません。

原画を日本で見られる貴重な機会となっています、気になる方は是非行ってみてください。

開催概要

クマのプーさん展
開催期間:2019年4月27日~6月30日
休館日:5月13日、20日、27日の各月曜日
開催時間:火~金:10時~20時、月土日祝:10時~18時(入館は閉館の30分前まで)
会場:あべのハルカス美術館
〒545-6016 大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階
https://www.aham.jp/

主催:あべのハルカス美術館、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館、朝日新聞社、関西テレビ放送後援:大阪市教育委員会協力:ウォルト・ディズニー・ジャパン、東京子ども図書館、日本航空、岩波書店